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おさる日記 和田誠

「おさる日記」を書いたのは1966年。雑誌「話の特集」で発表して、挿絵を長新太さんにお願いしました。
1974年に「にっぽんほら話」という短編集に収録した時の挿絵は大橋歩さん。1994年に絵本になりました。その時は村上康成さんです。
1995年から白石加代子さんの朗読による舞台「百物語」のシリーズが始まり、「おさる日記」も採り上げられました。別のステージで大竹しのぶさんの朗読に、ぼくが描いたスライドを上映、というのが2001年。
作・絵とも自分という本は今回が最初です。

(以上、本文「あとがき」より抜粋)

主人公しんちゃんが書いたおさる日記。
ある日出張から帰ってきたお父さんが、おみやげにくれた小さなおさる。
しんちゃんとおさるの楽しい生活が始まります。
と思っていたら、おさるの様子がだんだんとおかしくなってきて…

和田 誠(わだまこと)
1936年生まれ。59年多摩美術大学卒業。イラストレーター、グラフィックデザイナー。「週刊文春」の表紙、本の装丁、ポスター、似顔絵などの仕事のほかに、絵本、エッセイ集など著書多数。69年、文春漫画賞(「週刊サンケイ」表紙絵ほか)。74年、講談社出版文化賞ブックデザイン部門(「PEOPLE」)。81年、同さしえ部門(「あゝ文士劇」)。82年、角川書店日本ノンフィクション賞(「ビギン・ザ・ビギン」)。93年、講談社エッセイ賞(「銀座界隈ドキドキの日々」)。94年、菊地寛賞。97年、毎日デザイン賞(「時間旅行」展)。