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猫のしっぽ 和田誠

「豚のしっぽ」「犬のしっぽ」に続く第三弾「猫のしっぽ」です。
「犬のしっぽ」のあとがきでも書きましたが「面白いジョークを作りますね」と褒められても困ります。
ぼくの創作は一冊に一つだけですから。ほとんど過去に読んだもの、人から聞いたものを思い出して書きました。手許に本(これも創作ではなく世界のジョークを編者の好みで集めたもの)があっても文章の引き写はせず、長いものは簡潔にするなど自分流にアレンジしてあります。

(以上、本文「あとがき」より抜粋)

和田 誠(わだまこと)
1936年生まれ。59年多摩美術大学卒業。イラストレーター、グラフィックデザイナー。「週刊文春」の表紙、本の装丁、ポスター、似顔絵などの仕事のほかに、絵本、エッセイ集など著書多数。69年、文春漫画賞(「週刊サンケイ」表紙絵ほか)。74年、講談社出版文化賞ブックデザイン部門(「PEOPLE」)。81年、同さしえ部門(「あゝ文士劇」)。82年、角川書店日本ノンフィクション賞(「ビギン・ザ・ビギン」)。93年、講談社エッセイ賞(「銀座界隈ドキドキの日々」)。94年、菊地寛賞。97年、毎日デザイン賞(「時間旅行」展)。