Nous sommes toujours seul.

Ce nest pas une dynamite.

Je ne connais pas quand tu commences.
Tu ne connais pas quand Je finis ……

（以上、本文より抜粋）

男女が出会い、ともに人生を歩んでいくまでの物語絵本。フランス語で言葉や文章が添えられている。やわらかな筆づかいではあるが、描かれた線は力強く、大胆な構図で深みを感じる。やさしさと強さ、濃淡の美しさを観賞できる一冊。

ささめや ゆき（ささめやゆき）
1943年東京生まれ。85年ベルギー・ドメルホフ国際版画コンクールにて銀賞、95年『ガドルフの百合』（月刊「MOE」）で第44回小学館絵画賞、99年講談社出版文化賞さしえ賞受賞。日本全国で60回あまりの個展を開いている。主な絵本に『ブリキの音符』（白泉社）、『マルスさんとマダムマルス』（出版工房 原生林）、『あしたうちにねこがくるの』（講談社）、『幻燈サーカス』（BL出版）、著書に『ぼくのイラストレイション的自叙伝』（アボック社）『ほんとうらしく うそらしく』（筑摩書房）、『ネパール旅日和』（出版工房 原生林）など多数。